| Pastor, Mitaka Baptist Church SEISHI KITAJIMA TEL 0422-44-0517 | |
3月のニューズ・レター |
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| 2月は2・11集会などあり、「政治と宗教」の関係を考えることを避けることの出来ない月でした。わたしたちは政治と宗教、科学と宗教、経済と宗教は無関係なものであって、それぞれ独立した法則によって動いているものだと考えています。ほんとにそうでしょうか。政治も科学も経済もそして宗教も同じ人間が関わるものです。「人間」という接点において、これらはみな繋がっているのです。 わたしは最近、原武史という歴史学者が書いた「昭和天皇」(岩波新書)という本を読みました。これは今まであまり注目されることのなかった昭和天皇の宮中祭祀に対する姿勢を豊富な資料を使って論証したものです。皇居には皇祖高祖の神々や歴代天皇を祀った宮中三殿というのがありますが、この祭りのことを宮中祭祀といいます。昭和天皇ははじめこの宮中祭祀にあまり熱心ではありませんでした。しかしそれを母である貞明皇太后に批判されて次第に祭祀に多く出るようになっていきます。ところが皇太后は「形だけではだめだ。心から信じて拝礼しなければならない」と教会でも聞きそうな言葉で指導します。そのために、やがて天皇の祭祀・信仰は本物になってゆきます。さらにこの祭祀・信仰と有名な生物学研究(科学)も深い関係があったことも確かなようです。やがて重要な局面が訪れます。ポッダム宣言受諾(日本の敗戦)という最大の政治判断が天皇の祭祀・信仰によって遅れ、広島、長崎の原爆投下になったのだということも論証するのです。また天皇の宮中祭祀に対する姿勢は戦前戦後一貫して変わらなかったということも言っています。 経済はどうでしょうか。現在の経済的混乱は、グローバルになったアメリカ型資本主義に対するイスラム信仰を基とするオイル・マネーの挑戦であるという評論家もいます。 いずれにしても近現代人は意識の上では宗教の地位を不当に小さくしてきました。しかし実はそうではなかったのです。人間の根底のところから宗教にからめとられていたのです。そこから、人間が解放されて本当に自由になるのは、ただ人間を罪より救うイエス・キリストである というということを、あかし続ける以外にありません。
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2008年3月1日
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| 三鷹バプテスト教会牧師 北 島 靖 士 |
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